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放射線(X線)を使った画像診断ってどれですか?

放射線(X線)を使った画像診断ってどれですか?

ラジオロジークリニック扇町です。

当院は大阪市北区に位置し、各線梅田駅・大阪駅から徒歩15分の所にあります。高性能なMRIやCTなどの画像診断を行なう『画像診断専門クリニック』です。

  

私達が日々操作して、病気の診断に役立っている医療機器には、たくさん種類があります。皆さんもお聞きしたことがあるかもしれませんが、今回はMRIやCTなど当院にある医療機器についてご紹介いたします。

X線(放射線)を使っているのは、どの機械?

皆様にクイズです。
MRI、CT、エコー、マンモグラフィの中で、X線を使っているのはどれでしょうか?


正解は、










CTとマンモグラフィです!

X線を使っている検査

  

CT

まずはCTです。CTはトンネルのような筒状の形をしています。
この筒状の中に、X線を発生させる機械と人体を通過してきたX線を検出する機械が、対になっています。この筒が人体の周りを回転して1層1層集めたデータで、画像を作ります。検出器やデータを処理するコンピューターの性能が年々各段に上がり、今は検査時間が短くなりました。
また、CT検査はとても短い時間で広範囲を撮影できます。そのため、緊急性を要する脳出血や、胸からお腹などの全身検索などに優れています。
撮影中は大きな音もなく、撮影しながらベッドが動くことも特徴の一つです。

マンモグラフィ

女性特有の検査として、マンモグラフィがあります。
マンモグラフィは板と板の間に乳房を挟んで撮影します。X線を発生する機械が上にあり、下の板にX線検出器があります。
乳房は、乳腺と結合組織・脂肪組織から構成されています。
乳腺組織は、ブドウの房が何房も入っているような状態で、そのままの状態で撮影してもブドウの房のような組織が重なり合って、よく分かりません。そのため、乳房を圧迫して薄く伸ばすことにより、重なっていた組織の重なりが少なくなるのです。

一般撮影検査

他にX線を使った検査に、一般撮影検査があります。よくレントゲン撮影と呼ばれているものです。
職場の健康診断などで、一度は経験したことがある方も多いのではないでしょうか。

X線を使わない検査

当院の機器の中でX線を使わない検査をご紹介します。

MRI

2019年導入の3テスラMRI(シーメンス製)
MRIもCTと同様、トンネルのような筒状の形をした機械です。この装置は当院にある画像診断機器の中で一番の高価格を誇っています!
しかも当院ではそのMRIを2台稼働させています。

MRIは『Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断装置』の略で、X線を使わず、強い磁石と電磁波を使い、体内の水分の情報を読み取って画像化しています。
検査中に大きな音がしてしまうのは、磁石の中にあるコイルに電流を流すと大きな力が発生し、コイルが振動するからです。
そして検査時間が長いのは、ひとつの画像を作るのに数分かかることや、違うコントラストの画像を作るのに数分かかるため、トータルの検査時間が大体20分程(部位によりそれ以上長く)かかってしまうのです。

MRIは音も大きく時間もかかる検査ですが、骨による影響がないため、脳や脊髄、神経、靭帯や筋肉の情報などを得られる重要な検査です。

エコー(超音波)

続いてエコーです。
エコーでは、超音波という人間の耳では聞こえない音波を発生する機械を体表に当てて検査をします。音波はとても空気に弱いので、体表と機械の間にゼリーを塗り、密着させて検査をします。
画像は基本的に白~黒の階調しかありません。なので、術者の目がとても重要になります。そして体の表面から深い所の臓器には音波は届きにくいため、体表近くの検査に優れています。
最近ではその特性を活かして、整形外科領域でも使われています。

最後に

このように様々な機械がそれぞれの特徴を持っていて、それぞれ得意な所と不得意な所があります。
そのため放射線科医(当院の医師)は疑っている病気によって検査する内容や機器を決めたり、組合せたりしています。
そして放射線技師もそれぞれの機械の特徴を把握し、最適な検査を行なっていますので、安心して検査を受けに来てください。
感染症対策も万全にして、お待ちしております。

◆当院の特徴、医師紹介◆