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AED研修をしました

AED研修をしました

ラジオロジークリニック扇町です。

当院は大阪市北区に位置し、各線梅田駅・大阪駅から徒歩15分の所にあります。

高性能なMRIやCTなどの画像診断を行う、『画像診断専門クリニック』です。

  

今回は先日行なった救急トレーニングの一つ、AED講習についてレポートです。

救急トレーニングとは?

ラジオロジークリニック扇町では、医療安全に関する職員への教育・研修の実施として、毎年救急トレーニングを行い、医療の質の向上と安全の確保に努めています。

当院は一般のクリニックと異なり、CTやMRIなど取扱い方を誤ると大事故に繋がる様な設備があるので、如何なる事態にも早急に対応出来る様に準備をしています。

ひとたび救急の事態が生じたら、医師は患者様の状態を把握してスタッフへ指示を出します。看護師は血圧測定等患者様の状態確認を行い、放射線技師や受付スタッフは救急へ電話したり患者様の情報整理をしたりします。

「各部署が連携して安全を確保し、患者様の正確な情報を把握して、救急隊へ繋ぐ」
これが救急トレーニングの目的です。
毎年、造影剤ショックが起こった時の対応と、AED研修を行っています。

AED研修

2021年2月12日金曜日、AED研修を実施しました。
ここ数年病院だけでなく空港・駅・コンビニ・学校など、人が集まる所を中心に設置が広まり、一度は目にした方もおられるのではないでしょうか。

AEDとは『自動体外式除細動器』のことで、正常に拍動できなくなった心停止状態の心臓に電気ショックを与えて、正常なリズムに戻すための医療機器です。
一般の方も使用可能です。
一見難しそうに思えますが、AEDは操作方法を音声でガイドしてくれるので、簡単に使用することが出来ます。

AED使用手順

今回の研修では、フクダ電子の担当者様にお越しいただき、AEDデモ機や人形を使って「外出先で実際に目の前で人が倒れたら?」という想定のもと、一連の手順をレクチャーして頂きました。

①周囲に危険がないか確認。
②反応の確認。肩を叩いて声を掛ける。「大丈夫ですか?」
③反応が無ければ応援を呼び掛ける。(119番通報とAED依頼を、指名して呼び掛ける)
④呼吸の確認。自分のこめかみ辺りを相手の口元に寄せる。
⑤呼吸が無ければ、胸骨圧迫(心臓マッサージ)。100~120回/分のリズムで、約5cm沈むように圧迫。
⑥AED到着。音声に従って操作(電極パッドを貼る→離れる→電気ショック、の順)。
⑦息をしていなければ、⑤⑥を繰り返す。

レクチャーを受け、AEDのデモ機と人形を使ってロールプレイングを行います。
3人1組(①AED使用者 ②119番通報者 ③AEDを探して持ってくる人)で全員が順番に体験し、回を重ねる毎にスムーズに行うことが出来ました。

新人スタッフの感想

今回初めてAED研修を受けた受付スタッフの感想です。

「AED研修を初めて受けましたが、胸骨圧迫が一番難しかったです。
 足を肩幅に開き、胸に両手を重ねて垂直に体重をかけるのが、基本姿勢です。
 早すぎず遅すぎず、『もしもしカメよ~カメさんよ~♪』のリズムで強めに圧迫します。
 その際、肋骨がバキバキ鳴って折れることがありますが、そのぐらいの強さでないと意味がないのと、電気ショック以外はやり続ける事が重要だそうです。
 赤ちゃんの場合は、2本指で圧迫します。

 電気ショックを与える際、ネックレスが指輪・時計などの金属類はつけたままだと肌が焼けてしまい、黒く痕が残ってしまう事があるので、外した方が良いそうです。
 ですが、場合によっては金属類は外さずに電気ショックを与えることもあり、状況により人命を優先する必要があると分かりました。

 パッドは心臓に対して対角線上になるように、皮膚にじかに注意して貼ります。
 雨などで体が濡れている場合でもそのまま使えるそうです。
 衣類は脱がす必要がありますが、女性の方などにはAED装着時にその上からコートを掛けるのは、問題ないそうです。
 
 周りの方にも「AEDを持ってきてください」や「救急車を呼んでください」など、具体的な指示を出して協力して頂くことが大切だということを学ぶことが出来て、良かったです。」

最後に

今は、AEDを設置しているコンビニが増加しているらしく、今後こういった場面に外出先などで遭遇したら、まずはコンビニに駆け込んでAED設置の有無を確認しよう、と思います。

この様にラジオロジークリニック扇町では、救急トレーニングを定期的に行い、皆様が安心・安全に検査を受けて頂ける様心掛けております。
もちろん新型コロナウィルス感染対策も行っておりますので、安心して検査にお越しください。