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CTどんな検査?MRIとの違いは?CTで何が分かる?

当院にはMRIが2台、CTが1台、他にマンモグラフィやエコー機器などがあります。今回はCT検査について説明いたします。

【監修医師】宮本 信一

大阪医科大学卒業・京都大学医学博士取得後、国内やドイツでも研鑽を積み、2005年ラジオロジークリニック扇町を開院。MRIやCT、マンモグラフィ等幅広い画像診断を専門としている。血管外来では下肢静脈瘤の診断・治療に尽力。

CTはどんな検査?

CT検査は「コンピュータ断層撮影」といい、X線を使用して体内の断層画像(輪切り画像)を撮影する画像診断技術です。

ベッドに仰向けで横になり、ドーナツ型の機器の丸い部分へベッドが動きます。その時息止めをしますが、当院の機器はほんの数秒の息止めで撮影が可能です。

身体に対してらせん状のX線をあてて、水分・骨・脂肪・空気など体の中にある組織によるX線の吸収率の違いをコンピューターで処理し、体の断面を画像にします。
連続した断面の画像を作成することにより、体の中の様子を立体的に把握できます。

レントゲン検査も同じくX線を使用しますが、得られる情報量はCTの方が格段に多いです。

CTとMRIの違い

CTはX線を使用して撮影します。骨や肺など空気を含む組織の描出に優れています。

一方MRIは、磁場と電磁波を使い撮影します。コントラスト分解能に優れており、脳・脊髄・子宮・卵巣など水分を多く含む組織の描出に優れています。

部位や検査方法により、どちらが適した機器か異なります。

CTで分かること

頭部CT

・分かること:脳出血、脳腫瘍、脳梗塞など。
頭部CTは、脳やその周りの状態を調べます。1mm以下のスライス厚で脳内を輪切りにした画像を撮影します。CTは数分の撮影時間で出血の有無の確認が出来るため、激しい頭痛や意識障害がある場合はCTを選択することが多いです。

胸部CT

・分かること:肺がん、肺炎、肺気腫、心臓や大血管の異常など。
レントゲンは被ばく量が少なく、健康診断でも多く用いられます。
CTはレントゲンと比べると被ばく量は多くなりますが、レントゲンでは写らなかった臓器や肋骨と重なる所にある腫瘍や数ミリの小さながんも見つけることが出来ます。

腹部CT

・分かること:肝臓がん、膵臓がん、腎臓がん、炎症性疾患(膵炎、肝炎など)、尿管結石、胆石、消化器系のがんなど。
一度の撮影で肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・リンパ節など広範囲の評価が出来て、エコー検査では見えにくい深部の臓器や腸管のガスに隠れた部位も描出可能です。
また、必要に応じて造影剤というお薬を用いることで組織間でコントラストをつけ、より正確な診断が可能になります。

骨、関節CT

・分かること:骨折や骨腫瘍の評価、関節の炎症や変形、関節リウマチや変形性関節症の進行度の評価など。
骨の形態や骨折の有無を評価するために使用されます。骨折の進行度や治療の必要性を判断するための重要な情報です。

CT検査を受けられない人

次に該当する方はCT検査を受けることは出来ません。
●妊娠中またはその可能性がある方

次の機器を使用している方や該当する方は、CT検査を受けられない可能性があります。事前にご連絡ください。
●植込み型心臓ペースメーカー⇒原則CTでは問題なしですが、ペースメーカー手帳が必須。
●植込み型除細動器
●持続グルコース測定器(リブレ等)
●両室ペーシング(CRT、CRT-D)
●体内・体外に医療デバイス
●検査前5日以内にバリウム検査を受けた

次に当てはまる方は、大腸CTCを受けることが出来ません。
●急性腹症、開腹術または大腸切除を受けて3ヶ月以内
●全結腸切除
●内視鏡大腸ポリープ切除術を受けて15日以内
●急性期の炎症性腸疾患(虚血性、感染症、憩室炎含む)

CTで検査する人間ドック

(金額は2026年5月現在)
●肺がんCTドック(15000円)
●大腸CTCドック(35000円)