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「放射線診断専門医」は何をする人?ラジオロジーの特徴、MRIやCT当日予約などご紹介

「放射線診断専門医」は何をする人?ラジオロジーの特徴、MRIやCT当日予約などご紹介

「放射線診断専門医」をご存じでしょうか?お聞き馴染みの方も、そうでない方もおられるかもしれません。改めて当院の紹介をさせて頂き、皆様にとって少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいです。

     

現在この「放射線診断専門医」という資格を持っているのは日本に約5600名しかいません。

全国的にみると放射線科医の関与がある検査は、全体の約50%というデータがあります。(JCR日本放射線科専門医会・医会ホームページより)

言い換えれば、約50%は放射線科医の関与がない検査、ということです。

   

ラジオロジークリニックの医師は、院長をはじめ全医師がこの資格を保持し、この画像診断専門クリニックを運営しています。

「放射線診断専門医ってどんなことをする人?」「どうしたらなれるの?」「クリニックの特徴は?」などご紹介いたします。

  

【監修医師】宮本 信一

大阪医科大学卒業・京都大学医学博士取得後、国内やドイツでも研鑽を積み、2005年ラジオロジークリニック扇町を開院。MRIやCT、マンモグラフィ等幅広い画像診断を専門としている。血管外来では下肢静脈瘤の診断・治療に尽力している。

放射線診断専門医のお仕事

一般的に放射線診断専門医は、『出来上がった画像を見て、読影し、診断をする人』です。
当院では、放射線技師と密に連携を取って検査に臨んでいますので、『技師に撮影の指示をして、出来上がった画像を見て、読影し、診断をする人』とご説明しています。

前者と後者の違いは下の項目「放射線科専門医の関与 なしの場合/ありの場合」で詳しく解説いたします。

放射線診断専門医=画像診断のプロになるまで

放射線診断専門医=画像診断のプロになるまで、医師免許取得後にもいくつかの資格取得が必要です。

医師免許取得

(2年間)初期臨床研修

(3年間)後期臨床研修(診断・IVR・治療の研修)

放射線科専門医試験の受験資格を取得、受験。

放射線科専門医、取得。「放射線診断専門医」か「放射線治療専門医」を選択

(2年間)診断部門もしくは治療部門の研修

放射線診断専門医(もしくは治療専門医)の受験資格を取得、受験。

放射線診断専門医、取得

これだけの年数の研修を経てやっと「放射線診断専門医=プロの画像診断医」となれるのです。

放射線科専門医の関与 なしの場合/ありの場合

全国的にみると放射線科医の関与がある検査は、全体の半数のみ、というデータがあるそうです(JCRホームページより)。

(病院など)放射線科専門医 関与なしの場合

①依頼医による診察
②依頼医による撮影依頼
③依頼医による読影
④依頼医による結果説明

このように、放射線科専門医が一切関与していない検査が半数です。

(病院など)放射線科専門医 関与ありの場合

①依頼医による診察
②依頼医による撮影依頼
③放射線科専門医による読影、診断レポート作成
④診断レポートを参考に、依頼医による結果説明

「関与なし/あり」の違いは、「③読影を誰が行なうか」です。
さきほどの項目で解説したように、画像診断の専門医を取得するには知識や経験が必要です。プロの画像診断医が関与することで現在の状態を正確に診断したり、病変の見逃し等を防ぐことができます。

ラジオロジークリニック扇町の場合

当院ではこのような流れで検査をします(一例)。

①依頼医から撮影依頼
②当院の放射線診断専門医による診察
 ・現在の状況や病歴、副作用歴などお伺いします。そして検査の目的、方法、リスクについて説明します。
③当院医師による検査技師への撮影指示
 ・ちゃんと診断ができるよう、特殊な撮影や断面の撮影などの指示をして、ちゃんと画像を撮ります。撮影中も技師と密に連携を取りながら撮影を行ないます。
④当院医師による読影
 ・検査画像を読み解き、診断します。場合によっては3000枚を超える撮影画像を見て、現在の状態の確認や痛みの原因を見つけます。
⑤当院医師による診断レポート作成
 ・画像から得た情報を書面(診断レポート)にします。かかりつけ医や患者ご本人様にわかりやすく、かつ正確にお伝えできるよう心掛けて作成しています。今後どのような検査や治療をすべきかの提案もします。
⑥当院医師作成の診断レポートを参考にしながら、患者様の依頼医による結果説明

大きな病院等では業務量が非常に多く、放射線科医が診察・撮影指示に関与していないことが大半ですが、当院は診察から撮影指示、読影、診断レポート作成まで携わります。

ラジオロジークリニック扇町は画像診断専門

2019年導入の3テスラMRI(シーメンス製)
ラジオロジークリニック扇町は、「放射線診断専門医による読影・報告書作成」を専門で行なう画像診断専門施設です。

技師に検査指示を出し画像をみて診断を行なう「放射線診断専門医」、医師から検査指示を受けて正確に実行する「放射線技師」が常に院内にいます。
専門医と技師がいて、検査機器(MRI、CT、マンモグラフィ等)が揃っていることで、当日予約・当日診断レポート作成を可能にしています。

主治医は患者さんにこの診断レポート等を基に結果説明を行ない、必要であれば治療に向けたお話をされるでしょう。
私達は、迅速で的確な検査を診断を行なうことで、1日でも早く患者さんの不安を解消できるお手伝いをしています。

ラジオロジークリニックの特徴は診察と迅速な診断

特徴①検査前の診察

1つ目の特徴は、患者さんと直接話(診察)をすることです。

総合病院等における画像診断専門医の役割は、他科の医師が依頼した撮影画像を読影し、レポートを作成して依頼医に送ることです。その過程に画像診断専門医が患者さんと直接話をすることは基本的にありません。(先の項目『放射線科専門医の関与 なしの場合/ありの場合』①②がない状態)

一方当院では一部検査をのぞき、検査前に医師が患者さんと直接お話(診察)をします。(先の項目『放射線科専門医の関与 なしの場合/ありの場合』①②がある状態)
依頼医からの紹介状の内容と患者さんの診察から、適切な検査の方法を考えます。時には依頼医が要望した検査を変更する事もあります。

「画像診断医は画像だけ見ていれば良い」ではなく、患者さんの顔を見て診察し、適切な検査を検討し、その上で読影・診断をすることは大切なことです。

特徴②結果は当日~数日中。迅速な診断

2つ目の特徴は、当院の医師は全員が「放射線診断専門医」で常に院内にいるため、的確で迅速な診断が可能なことです。早ければ当日診断レポートを作成します。
緊急に治療が必要な場合もあり、場合によっては検査終了後その足で治療ができる施設へ向かって頂くこともあります。

迅速な診断が迅速な治療に繋がります。

人間ドック(脳ドック等)も実施

ラジオロジークリニックでは人間ドックも実施しています。ドックは自覚症状がない方が対象です。

脳ドックや骨盤ドック、乳がん検診など様々行なっており、今までに当院で撮影した画像はもちろん全てデータとして保存(10万人以上)されていますので、ご本人様の過去の画像と比較して現在の状態を診断します。
実際、毎年脳ドックやマンモグラフィを当院で受診される方もおられますので、前回の画像と比べて変化がないか診断しています。

◆脳ドック等人間ドック料金や空き状況、予約◆

人間ドックはプランにより当日結果説明

検査当日に画像を見ながら結果説明を聞くことができるドックプランがあります。
「当日結果説明」を可能にしているのは、「画像診断の専門医」が常に院内にいるからです。
結果が届くまでの不安を少しでも解消したい方は、当日結果説明有のプランをご検討ください。

MRIやCT 最短当日予約・当日結果が可能

MRIやCTと聞くと、「予約がなかなか取れない、結果が出るのに1週間以上かかるもの」とイメージする方もいるかもしれません。

MRI2台・CT1台を設置しており、月曜~土曜まで検査が可能なため、内容により最短当日の予約が可能です。
画像診断専門医も常に院内におり迅速な読影が可能なため、診断結果のレポートは当日~数日中のレポート作成が可能です。

検査の結果、治療が必要な疾患が見つかり、他院ご紹介などで迅速な治療を受けることが出来た事例がいくつもあります。
2005年の開院以来、200以上の医療機関と連携を取っていますので、何か疾患が見つかった場合提携先へご紹介が可能です。

「早く検査をして、早く結果を知りたい。必要なら早く治療に臨みたい」。
そんな不安を少しでも解消するため、私達にできる精一杯で日々診療にあたっています。

◆当院の医師をご紹介◆

まとめ

放射線診断専門医とは、「患者さんと主治医に寄り添い、画像診断のプロとして診断することで今後の方向性(治療など)の助けになる存在であること」
ラジオロジークリニックの特徴は、「患者さんと直接話をすることで適切な検査を実施すること」「当院の全医師が診断専門医なので迅速な診断が可能であること」です。

私たちは治療を行ないませんが、患者さんと主治医に寄り添い、画像診断のプロとして診断することで今後の方向性(治療など)の助けになる存在として、日々患者さんと向き合っています。
少しでも放射線診断専門医を身近に感じてもらえたら嬉しいです。

◆よくある質問◆

◆当日結果説明のプランや料金、予約◆