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MRIやCT等、安全に検査を受けて頂くために検査技師が行なっていること

MRIやCT等、安全に検査を受けて頂くために検査技師が行なっていること

ラジオロジークリニック扇町です。

当院は大阪市北区に位置し、各線梅田駅・大阪駅から徒歩15分の所にあります。高性能なMRIやCTなどの画像診断を行なう『画像診断専門クリニック』です。

 

今回は、皆様に安全に検査を受けて頂くために行なっているMRIやCTなど検査機器のメンテナンスや、緊急時の対応などについて、ご紹介いたします。

MRI・CTなどの機器の点検で何をするのか?

MRI・CT・マンモグラフィの検査機器の点検で検査技師が日々行なっていることを、ご紹介いたします。

MRI

MRI検査は強力な磁力と電波を用いて、体の内部を画像化する検査です。放射線被ばくがない低侵襲的な検査ではありますが、装置の管理や使用方法を誤ると非常に危険です。
そのために、毎朝ファントム(※)撮影をして日常点検を行ない、異常がないか目視で確認します。また、定期的にメーカーによる点検を受け、不具合がないか調べています。

※ファントムとは?
装置の設置時および定期的、または随時行なう点検にて使用し、装置の性能を評価・管理するためのツールのこと。

CT

CT検査は、X線(放射線)を使用して体を輪切りにした様な画像を撮像できる検査です。検査では放射線を使うのですが、患者様により体型が異なるため、使用する線量も異なります。この線量は機械が計算をするため、正しく計算が出来なければ、必要な画像を得ることが出来ません。
その様なことがないように、毎朝ファントム撮影をして日常点検を行ない、異常がないか目視で確認します。また、定期的にメーカーによる点検を受け、不具合がないかを調べています。

マンモグラフィ

マンモグラフィ検査は、X線を使用して乳房を撮影する検査です。毎朝、モニターの点検やファントム撮影を行ない、異常がないか目視で確認しています。
当院は日本乳がん検診精度管理中央機構における施設認定を取得しており、更新もしております。撮影に携わる技師はすべて認定取得者であり、線量や画質管理を徹底して行ない、安全で質の高い医療を提供できるようにしています。

MRI・CTの緊急時の対応について

MRI検査とCT検査は、『造影剤』という薬を使うことがあります。これは薬ですので、稀ですが、副作用が起こる可能性があります。
万が一アナフィラキシーショック(重篤な副作用)が起きた時に(今の所当院では起きておりませんが)、いつでも対応出来るように定期的に救急時の対応シミュレーションやAED講習、救急カート(救命する為の機器や医薬品)の定期点検を実施し、緊急時に備えています。
また、救急搬送が円滑に出来るように他病院と連携しておりますので、安心して検査を受けていただけます。

患者様が出来る安全対策とは

検査着へ着替えることが、安全対策のひとつです。
MRIは非常に強力な磁石を用いているため、検査室へ入って頂くには、持ち込み禁止の物を身につけていないか、体内に金属はないか等の確認が必須です。
患者様の中には、「頭や足だけ撮影するのに何故全身着替えるのか?」と疑問に思われる方がいらっしゃいます。
検査室内に一歩入れば、強い磁石(=MRI)があり、磁場が発生しています。もし金属類を持ち込めば、強い磁石に引き寄せられ、怪我や機器の故障につながります。
そういった事を防ぎ、安全にMRI検査を行なうため、金属類は検査開始の直前に外すのではなく、検査前の着替えの時点で外し、金属類など何も身に付けていない状態で検査着へ着替えていただきます。
その事が安全対策のひとつとなります。

◆MRI注意事項を徹底解説◆

新型コロナウィルス感染症の対策

当院では、新型コロナウィルス感染症における対策を徹底して行なっています。

【患者様へ来院時のお願い】
・手指消毒の徹底(ビル入口や当院受付にアルコール設置)
・当院設置の機器による体温計測
・マスク着用(ご持参でない患者様には受付で販売しております)
・問診票の記入(最近熱が出たかなど、お答えいただきます)

【当院が行なっていること(一例)】
・受付のドア常時開放による換気
・患者様の使うボールペンをその都度消毒
・患者様使用ごとに診察室や更衣室、検査室の清拭
・スタッフ間の感染防止のため、休息時には出来るだけ話をせず、話す時はマスクを着用する

最後に

今回は当院が行なっている機器の点検や安全対策について、ご紹介いたしました。ブログを書く中で、私たちが毎日点検や清拭を行なう事の重要性を改めて実感しました。これからも患者様に安心・安全に検査を受けていただくために、スタッフ一同日々精進していきます。
ご要望・ご意見などあれば、遠慮なくお申し付けください。

◆当院の特徴、医師紹介◆