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MRIとCTの違い、MRIで分かること、MRIのメリット・デメリット、費用をご紹介

MRIとCTの違い、MRIで分かること、MRIのメリット・デメリット、費用をご紹介

MRIと聞いて、どんなイメージが浮かびますか?丸い筒のような機械、大きい音がする、持込禁止のものが多い、などが挙げられるかもしれません。

ここではMRI機器の仕組みやCTとの違い、MRI検査で分かる疾患、検査が出来ないケース、費用などをご紹介いたします。

MRIどんな検査?

『MRI=Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断』
まずMRIは、放射線を使わず磁場と電磁波を使う検査です。
MRIはコントラスト分解能に優れており、生体内の特性や性状を識別する高い能力を持っています。

大きなトンネル型の装置に強力な磁場を発生させて、ある周波数の電波を照射すると、体の中の水素原子が移動します。一定時間を経過して照射を止めると、体内の筋肉や脳などの組織に含まれる水素原子が元の位置に戻ろうとします。
この元の位置に戻ろうとする水素原子の動きを画像として取得します(この時に「ガンガン」と大きい音が発生します)。
その画像から脳梗塞などの異常を発見するのが、MRI検査です。

金属持ち込み禁止の理由

先ほど記述した通り、MRIは強力な磁場が発生しているため、クレジットカードやスマホ・腕時計などの金属製品を持ち込むとそれ自体の故障や、MRI機器本体の故障に繋がります。
ですので金属製品の持ち込みや装着が禁止されています。

また最近はジェルネイルやマグネットネイル、LEDつけまつ毛など新しい美容製品が年々増え、それ自体に金属製品が使用されている可能性が否定できません。
もし金属が含まれていた場合、画像に影響が出て診断にも影響が及んだり、美容製品を施している部分が熱を持つ可能性などが考えられます。
このことから、ネイルやつけまつ毛はオフをした状態でMRI検査を行なうのが安全です。

このようなリスクを防止し安全に検査遂行するため、MRIでは金属製品の持ち込みの禁止や美容製品装着のチェックを丁寧に行ない、検査をいたします。

MRI室に持込み禁止 具体例

製品によって細かく条件が分けられていますが、基本的に磁気や磁場を発生させるものや、やけどの可能性のあるものは、MRI装置内への持ち込みは厳禁です。

安全に検査を実施するため、検査前に下着のパンツ・靴下以外は脱いでその上から検査着を着用して検査に臨みます。

【MRI室持込み禁止のもの 例】
携帯電話
カード類
コンタクトレンズ(検査前に外して頂きます)
アクセサリー類(指輪・ネックレス・時計など)
貼り薬
金属の付いているかつら・ウィッグ・ヘアピース など

MRIとCTの違い

画像化する原理は『MRIは磁石・CTは放射線』で、それぞれに得意とするものが異なります。

まずMRIは、放射線を使わず磁場と電磁波を使う検査です。
MRIは濃度分解能に優れており、コントラストや特性を識別する高い能力を持っています。
これは「細かい組織の違いや病変をより明確に映し出せる」ということで、腫瘍や病変の検出が正確です。
先ほどの記述通りMRIは水分原子の動きを読み取る検査なので、水分を多く含む組織の描出が得意です。脳、脊髄、子宮・卵巣、筋肉などが得意な部位と言えます。

CTは放射線を使う検査です。
空間分解能に優れており、画像を細かく見ることが出来ます。
空気や石灰化の描出が得意で、肺野(肺がん、肺炎、肺気腫など)や骨が得意な部位です。

検査時間は一般的にCTの方が短く、MRIの方が時間が掛かります。
またMRIはミリ単位の撮像を行うため、短時間で広範囲の撮像をするにはCTを用いることが一般的です。

このように検査部位や目的によって、どちらの機器が適しているか異なります。

◆MRIとCTの撮影画像例◆

MRIのメリット・デメリット

【MRIのメリット】
①CTのように放射線被ばくの心配がありません。
②CTと比較して、脳梗塞や脳腫瘍の診断を得意としています。
③部位によりますが、造影剤を用いずに血管の描出が可能です。

【MRIのデメリット】
①骨の異常がわかりにくい。骨の異常に対してはCTの方が優れています。
ただし、骨挫傷や不顕性骨折などはMRIが優れています。
②脳出血が診断しにくい。MRIだけでは判断が出来にくい為、CT検査も必要となることがあります。超早期の脳出血の場合、CTの方が優れている場合があります。
③MRI室は磁場が発生するので、ペースメーカーなど電子機器が入っている人は検査が出来ません。※条件を満たした一部病院では検査が出来る場合がります。

MRIで分かること

主に脳を含む頭部、脊髄・脊椎・四肢の骨・関節、腹腔内臓器(肝臓・胆のう・膵臓)そして骨盤内臓器(子宮・卵巣・前立腺)の検査が行われます。
頭部MRI検査なら脳卒中リスクを中心とした脳血管疾患、子宮・卵巣のMRI検査であれば子宮がん・卵巣がんと、発見される疾患は体の部位によって異なります。
人間ドックでは、ご自身が気になる部位のMRI検査が可能です(頭部・乳房・腹部・子宮卵巣)。

MRI検査が出来ないケース

安全に検査を遂行する為、場合により検査が出来ない場合があります。次に当てはまる方はお問合せください。

<検査が出来ないケース>
妊娠している、または可能性がある
増毛パウダーや白髪隠しマスカラ等をしている ※検査当日はしないで下さい
マグネットつけまつ毛やLEDつけまつ毛をしている
ピアスやボディピアスといった装飾を外せない方

<問合せ・相談が必要なケース>
除細動器付心臓ペースメーカー(MRI対応の物も含む)
人工内耳
脳動脈クリップ
シャントバルブ
内視鏡クリップ
整形外科の手術によるインプラント挿入
血管内コイル・ステント・フィルターを留置している
美容整形
マグネット入れ歯
脊髄刺激装置
ネイル全般(アートネイル、ジェル、ミラー、マグネット等)※検査部位により検査不可

MRIで分かる疾患

頭部MRI

頭の中を輪切りにしたような断面画像を作り、脳の組織や血管に異常がないかを確認します。脳梗塞、脳出血、脳腫瘍などの病気を無自覚の状態で早期に発見することができます。造影剤を使用することにより、脳腫瘍(小さいもの)や血管の診断にも対しても有効な検査だといえるでしょう。

MRI検査では、造影剤を使用しないで血管を描出する(MRA)ことができます。脳動脈瘤、動脈閉栓症、血管狭窄などの診断に有用です。

●脳血管疾患(脳卒中、脳腫瘍等)、脳奇形、外傷 など

四肢(手足)

X線撮影では診断の難しい靭帯や半月板などの組織も、診断することができます。MRIでは、造影剤を使用せずに動脈と静脈を選択的描出することが可能です。
また、造影剤を使うことで精細な動静脈血管の検査をおこなうことができ、血管の狭窄や塞栓の診断に有用な画像が得られます。
●骨肉腫、転移性骨腫瘍、腱板断裂(肩)、大腿骨頭壊死、前十字靭帯断裂、骨挫傷 など

腹部MRI

肝臓は「組織特異性造影剤」が初めて用いられた臓器です。通常のMRI用造影剤は体内でX線用造影剤と同様の挙動を示しますが、組織特異性造影剤はX線用造影剤とは異なる体内分布をとります。
●肝臓がん、胆嚢がん、胆道がん、膵臓がん など

骨盤MRI

骨盤内臓器(膀胱、前立腺、子宮、卵巣)の断層写真を撮像します。骨盤の内部に位置する臓器の状態や大きさがわかります。また、子宮は骨盤内で前屈や後屈していることから、詳細な評価のためには多方向からの撮像が必要となります。
●子宮がん、卵巣がん、前立腺がん など

乳房MRI

乳腺MRI検査は、乳房の病巣を画像化し診断する検査で、乳房にできた腫瘍と正常な乳腺組織とを鑑別できます。
MRI検査には、撮像条件を変えて画像のコントラストを調節でき、また、縦・横・斜めなど、任意の方向からの断層画像を得ることができるという利点があります。
乳房触診で、腫瘤(しこり)を触れないがほかの検査で乳がんを疑われた場合や、しこりを触れるがマンモグラフィと超音波検査で良悪性の判定が一致しない場合などに、MRI検査を実施します。
●乳がん など

MRIで検査する人間ドックと費用

MRIを使用する人間ドックと料金を、抜粋してご紹介いたします。(2025年6月現在)

※価格は全て税込
【頭部】
・シンプル脳ドック 18.000円(頭部MRI・MRA、当日説明無し)
・スペシャル脳ドック 35.000円(頭部MRI・MRA、頚動脈エコー、当日説明有り)

【レディース】
・子宮卵巣MRIドック 35.000円(骨盤MRI、腫瘍マーカーCA19-9、CA125、当日説明有り)
・プレミアム乳がんドック 55.000円(乳房MRI、乳腺エコー、マンモグラフィ)

【腹部】
・肝臓・胆のう・膵臓MRIドック 41.000円(腹部MRI、腹部エコー、当日説明有り)

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