BLOG ブログ

MRIとは?何が分かるの?メリット・デメリット、費用等

MRIと聞いて、どんなイメージをお持ちですか?丸い筒みたいな機械に入る検査、大きい音がする、持込出来ないものが多い、などなど。

ここではMRI機器の仕組みやCTとの違い、MRI検査で分かる疾患、検査が出来ないケース、費用などをご紹介いたします。

MRIとはどんな検査?

『MRI=Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断』
大きなトンネル型の装置に強力な磁場を発生させて、ある周波数の電波を照射すると、体の中の水素原子が移動します。一定時間を経過して照射を止めると、体内の筋肉や脳などの組織に含まれる水素原子が元の位置に戻ろうとします。
この元の位置に戻ろうとする水素原子の動きを画像として取得します。
その画像から脳梗塞などの異常を発見するのが、MRI検査です。

MRIとCTの違い

画像化する原理は、『MRIは磁石・CTは放射線』です。MRIは放射線被ばくをしません。
それぞれに得意とするものが違います。

CTは空間分解能に優れており、画像を細かく見ることが出来ます。
MRIは濃度分解能に優れており、コントラストがよく見えます。
検査時間は一般的にCTの方が短く、MRIの方が時間が掛かります。

MRIで分かること

主に脳を含む頭部、脊髄・脊椎・四肢の骨・関節、腹腔内臓器(肝・胆・膵)そして骨盤内臓器(子宮・卵巣・前立腺)の検査が行われます。
頭部MRI検査なら脳卒中リスクを中心とした脳血管疾患、子宮・卵巣のMRI検査であれば子宮がん・卵巣がんと、発見される疾患は体の部位によって異なります。
人間ドックでは、ご自身が気になる部位のMRI検査が可能です(頭部・乳房・腹部・骨盤)。

MRI検査が出来ない可能性があるケース

安全に検査を遂行する為、場合により検査が出来ない場合があります。次に当てはまる方はお問合せください。

<検査が出来ないケース>
妊娠している、または可能性がある。
増毛パウダーや白髪隠しマスカラ等をされている。(検査当日はしないで下さい)

<問合せ・相談が必要なケース>
除細動器付心臓ペースメーカー(MRI対応の物も含む)
人工内耳
脳動脈クリップ
シャントバルブ
内視鏡クリップ
整形外科の手術によるインプラント挿入
血管内コイル・ステント・フィルターを留置している
美容整形
マグネット入れ歯
脊髄刺激装置

頭部MRIで発見される疾患

【頭部】
頭の中を輪切りにしたような断面画像を作り、脳の組織や血管に異常がないかを確認します。脳梗塞、脳出血、脳腫瘍などの病気を無自覚の状態で早期に発見することができます。造影剤を使用することにより、脳腫瘍(小さいもの)や血管の診断にも対しても有効な検査だといえるでしょう。

MRI検査では、造影剤を使用しないで血管を描出する(MRA)ことができます。脳動脈瘤、動脈閉栓症、血管狭窄などの診断に有用です。

〇脳血管疾患(脳卒中、脳腫瘍等)、脳奇形、外傷 など

四肢・腹部MRIで発見される疾患

【四肢】
X線撮影では診断の難しい靭帯や半月板などの組織も、診断することができます。MRIでは、造影剤を使用せずに動脈と静脈を選択的描出することが可能です。
また、造影剤を使うことで精細な動静脈血管の検査をおこなうことができ、血管の狭窄や塞栓の診断に有用な画像が得られます。
〇骨肉腫、転移性骨腫瘍、腱板断裂(肩)、大腿骨頭壊死、前十字靭帯断裂、骨挫傷 など

【腹部】
肝臓は「組織特異性造影剤」が初めて用いられた臓器です。通常のMRI用造影剤は体内でX線用造影剤と同様の挙動を示しますが、組織特異性造影剤はX線用造影剤とは異なる体内分布をとります。
〇肝臓がん、胆嚢がん、胆道がん、膵臓がん など

骨盤・乳房MRIで発見される疾患

【骨盤】
骨盤内臓器(膀胱、前立腺、子宮、卵巣)の断層写真を撮像します。骨盤の内部に位置する臓器の状態や大きさがわかります。また、子宮は骨盤内で前屈や後屈していることから、詳細な評価のためには多方向からの撮像が必要となります。
〇子宮がん、卵巣がん、前立腺がん など

【乳房】
乳腺MRI検査は、乳房の病巣を画像化し診断する検査で、乳房にできた腫瘍と正常な乳腺組織とを鑑別できます。
MRI検査には、撮像条件を変えて画像のコントラストを調節でき、また、縦・横・斜めなど、任意の方向からの断層画像を得ることができるという利点があります。
乳房触診で腫瘤(しこり)を触れないが、ほかの検査で乳がんを疑われた場合や、しこりを触れるが、マンモグラフィと超音波検査で、良悪性の判定が一致しない場合などに、MRI検査を実施します。
〇乳がん など

MRI室に持込み禁止のもの

製品によって細かく条件が分けられていますが、基本的に磁気や磁場を発生させるものや、やけどの可能性のあるものは、MRI装置内への持ち込みが厳禁されています。
安全に検査を遂行する為、下着のパンツ・靴下の上から検査着を着用して検査を行ないます。

【MRI室持込み禁止のもの 例】
携帯電話
カード類
コンタクトレンズ(検査前に外して頂きます)
アクセサリー類(指輪・ネックレス・時計など)
貼り薬
金属の付いているかつら・ウィッグ・ヘアピース など

MRIのメリット・デメリット

【MRIのメリット】
1.CTのように放射線被ばくの心配がありません。

2.CTと比較して、脳梗塞や脳腫瘍の診断を得意としています。

【MRIのデメリット】
1.骨の異常がわかりにくい。骨の異常に対してはCTの方が優れています。

2.脳出血が診断しにくい。MRIだけでは判断が出来ない為、CT検査も必要となります。超早期の脳出血の場合、CTの方が優れている場合があります。

3.MRI室は磁場が発生するので、ペースメーカーなど電子機器が入っている人は検査が出来ません。

MRIで検査する人間ドックと費用

MRIを使用する人間ドックと料金を、抜粋してご紹介いたします。(2022年11月現在)

【頭部】(税込)
・シンプル脳ドック 20.000円(頭部MRI・MRA)
・スペシャル脳ドック 35.000円(頭部MRI・MRA、頚動脈エコー)

【レディース】(税込)
・骨盤ドック 35.000円(骨盤MRI、腫瘍マーカーCA19-9、CA125)
・プレミアム乳がんドック 55.000円(乳房MRI、乳腺エコー、マンモグラフィ)

【腹部】(税込)
・肝・胆・膵MRIドック 41.000円(腹部MRI、腹部エコー)

≪MRIで検査する人間ドックのプラン、費用詳細はこちらから≫