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肝臓・胆のう・膵臓MRIドックの各臓器の役割、なぜ腹部エコーもするの?

肝臓・胆のう・膵臓MRIドックの各臓器の役割、なぜ腹部エコーもするの?

大阪市北区にあるラジオロジークリニック扇町です。

当院は各線梅田駅・大阪駅から徒歩15分の所にあり、高性能なMRIやCTなどの画像診断を行なう『画像診断専門クリニック』です。

 

当院では各部位のMRIドックを行なっており、今回はお腹のMRIドック『肝臓・胆のう・膵臓MRIドック』をご紹介します。

肝臓・胆のう・膵臓MRIドックとは?

MRIと超音波(エコー)を用いてお腹の検査を行ないます。
肝臓・胆のう・膵臓の疾患や、膵管・胆管に異常がないかを調べることができます。
【発見出来る主な疾患】
膵臓がん・膵のう胞性疾患などの膵臓の病気
胆石・総胆管結石・胆のうがん・胆管がん など

※検査当日は、受付時間の3時間前から絶食です。
⇒お茶・お水は飲んでもOKです。

◆肝臓胆のう膵臓MRIドック(腹部エコー付)空き状況、予約◆

肝臓・胆のう・膵臓 各臓器の役割は?

《肝臓》
・主に体内の代謝に関わっている臓器。
 ⇒栄養の分解・合成、貯蔵、消化酵素の分泌、解毒などを行ないます。

《胆管》
・肝臓と十二指腸を繋ぐ管状の器官。
 ⇒肝臓で作られる消化液(胆汁)を十二指腸へ流す役割があります。

《胆のう》
・肝臓と十二指腸を繋ぐ胆管から枝分かれした袋状の臓器。
 ⇒食事の時に胆汁を流せるように濃縮と貯蔵の役割をします。

《膵臓》
大きな役割は2つあります。
・食べ物の消化を助ける膵液を分泌すること
・グルカゴンなどのホルモンを分泌すること
*膵臓は食事の消化や血糖をコントロールするなど、重要な役割を担う臓器の一つです。
別名『暗黒の臓器』と呼ばれたりします。
 ⇒理由は?
  ・がんの場合、進行するまで症状が出ない
  ・他の臓器に隠れている(奥の方にある)為、画像によく映らない
  ・病気の進行が速い など

《膵管》
・膵臓と総胆管を繋ぐ管状の器官。
 ⇒膵液を総胆管の方向へ輸送します。

肝臓・胆のう・膵臓MRIドックの料金、結果、予約

《料金》
41.000円(税込) ※2022年5月時点

《結果》
検査終了後に画像診断医が読影を行ない、当日に結果説明をいたします。
読影レポートと画像入りCDは、1週間前後でご自宅へ郵送します。

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肝臓・胆のう・膵臓MRIドックの検査内容、対象となる方、MRI注意事項

検査内容(MRI、エコー)

《上腹部MRI/MRCP検査》
(上腹部・・・肝臓・胆のう・膵臓の撮影)(MRCP・・・胆管・膵管の撮影)
ボースデルという経口造影剤を飲んで撮影をします。(医師の判断で使用しない場合もあります)
・造影剤を口から摂取することで、胃や十二指腸の影響をなくし、胆管・膵管をキレイに見えやすくするという効果があります。
・軟便、下痢、腹痛などの副作用が出る場合があります。

※次に当てはまる方は、ボースデルの使用が出来ません。
・授乳中の方(⇒使用後48時間は授乳を止める必要があります)
・消化管の穿孔またはその疑いがある方
・ボースデルのアレルギーを起こした事がある方  など


《腹部超音波(エコー)検査》
*お腹にゼリーを塗って超音波を当て、その反射波を画像に映し出す事により臓器の状態が分かります。
 ⇒肝臓・膵臓・腎臓に腫瘍ができていないか、胆のうに胆石がないかなどを調べることができます。
*メリット:痛みや放射線被ばくがありません。
 デメリット:奥深い所にある臓器(膵臓など)は、超音波が届きにくいため、全域を観察できない場合があります。

検査の対象となる方

◇下記に当てはまる方に、おすすめです◇
・お酒をたくさん飲む
・糖尿病の既往がある
・コレステロール値が高い
・ご家族の中に膵臓がんの既往歴がある方がいる
・肥満気味もしくは肥満である
・たばこを吸う  など

MRI検査に関する注意事項

*次に当てはまる方は、MRI検査を受ける事が出来ません。
患者様ご本人や検査機器の安全性を保つため、ご理解ください。
・現在妊娠中または可能性がある
・増毛パウダー、白髪隠しマスカラ、カラースプレー等1日だけ髪色を変えるようなものを使用している

*体内に下記の物が入っている場合、MRI検査を受ける事が出来ない可能性があります。主治医の先生へ確認をお願い致します。
・除細動器付心臓ペースメーカー(MRI対応の物も含む)
・人工内耳
・脳動脈クリップ
・シャントバルブ
・内視鏡クリップ
・整形外科の手術による、インプラント・人工関節の挿入
・血管内コイル、ステント、フィルターを留置している
・美容整形(二重術の糸など)
・マグネット式の入れ歯や差し歯
・脊髄刺激装置
・人工心臓弁
・薬剤浸透性絆創膏(ニトロダーム・ニコチネルパッチ等)  など

*MRI検査前に外して頂くもの
・補聴器
・コンタクトレンズ(保存ケースや眼鏡等ご持参下さい)
・アクセサリー類全般(指輪、ネックレス、時計、ヘアピン、ブレスレット等)
・湿布・エレキバンなどの貼り薬
・金属の付いているかつら、ウィッグ、ヘアピース
・入れ歯、義眼
・ブラジャー、コルセット
・カイロ   など

*MRIの磁気に反応する可能性のある物
・過度なメイク
 ⇒マスカラやアイシャドー(ラメがたくさん入ったようなもの)は、成分によって熱く感じる事があります。
・刺青、アートメイク
 ⇒低温やけどや変色をする可能性があります。場合によっては検査を中止する事があります。

※上記の注意事項に当てはまる方やご質問がある方は、ご予約時にご確認いただきますようお願いいたします。

よくある質問

Q:腹部MRIと超音波(エコー)検査がセットで一つのプランなのはなぜ?
A:どちらの検査にも、メリット・デメリットがあります。
その為、両方の検査を組合わせて一緒に受ける事により、お互いの欠点を補い合い、どちらか一方のみで検査を行なった場合よりも正確な画像診断を行なうことが出来るのがその理由です。

Q:どちらか一方のみで検査を受けたいのですが、可能ですか?
A:申し訳ありません。上記の理由から必ずセットでのご案内となります。ご了承ください。

最後に

今回は、肝臓・胆のう・膵臓MRIドックについてご紹介いたしました。
何かご質問などございましたら、お問合せ頂けますと幸いです。