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【人間ドックオプション】胃ABC検査とは?

大阪市北区にあるラジオロジークリニック扇町です。

当院は各線梅田駅・大阪駅から徒歩15分の所にあり、高性能なMRIやCTなどの画像診断を行なう『画像診断専門クリニック』です。

 

今回は、人間ドックのオプションの一つ『胃ABC検査』についてご紹介します。

胃ABC検査とは?

胃がんの発生リスクを採血により調べることが出来る検査です。
胃がんそのものを見つけることが出来るのではなく、胃の健康状態をみることで、将来的な胃がん発生のリスクを診断します。

費用とオプションの利用方法

費用は2000円で、当院で行なっている全てのドックにオプションとして追加する事が出来ます。(2022年3月現在)
オプションですので、胃ABC単体で受けて頂くことは出来ません。ご了承ください。

胃がんとは?考えられる原因は?

胃がんとは?

胃の内側の粘膜が、何らかの原因でがん細胞に変化することで起こります。日本人は胃がんを発症しやすい民族であるというデータもあります。

胃がんになりやすいと考えられる原因は?

①食生活
 ・野菜や果物の不足
  傷ついた胃の内側の細胞が、がん細胞の元になると考えられています。
  野菜や果物に含まれる栄養成分には、傷ついた細胞を修復する働きがあります。その為、野菜・果物の不足には注意が必要です。
 ・胃に負担のかかる食べ物の摂り過ぎ
  《例》塩分や香辛料をたくさん使った食べ物/熱すぎる食べ物/焦げ付いた食べ物 など

②飲酒・喫煙
 ・お酒の飲みすぎは内臓に負担がかかってしまいます。
 ・タバコに含まれる有害物質が良くない、とされています。

③ストレス
 ストレスにより、胃炎や胃潰瘍などを繰り返し起こすと、胃の内側の細胞が傷ついてしまいます。その状態が続くと細胞の修復が追い付かなくなって、胃がんリスクが高まるとされています。

④ピロリ菌
 主に幼少期に感染し、胃の中に棲みついて胃炎を引き起こす細菌です。胃炎を繰り返すことで、胃粘膜が萎縮してしまいます。それが原因で、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどの発生リスクが高くなります。
※ピロリ菌に感染しているからといって、病気が必ず発生するわけではありません。

胃がんの検査の種類

一般的に胃がんの検査としてよく用いられるのが、次の2つです。

胃X-P(レントゲン)検査

バリウムという造影剤を飲んでから、レントゲンを撮影します。食道・胃・十二指腸などの状態を観察することができます。
X線による医療被ばくやバリウムの副作用などが、デメリットとして挙げられます。
バリウムは検査後なるべく早く体内から排出する必要がある為、下剤を服用して水分もたくさん摂る必要があります。

内視鏡検査(胃カメラ)

口や鼻などから機械を入れて、胃の中の状態を写真や映像で見ることが出来ます。

簡単に受けられる胃がんの検査はないの?

胃がんの検査は受けてみたいが、検査時間の問題や副作用などが心配で、レントゲン検査や内視鏡検査には少し抵抗があるという方にお勧めなのが、胃ABC検査です。
この検査は血液検査で胃がん発生のリスクを調べることが出来るので、レントゲンや内視鏡の検査に比べると気軽に受けて頂けるというメリットがあります。

胃ABC検査の詳細

胃がんの原因として考えられているピロリ菌感染の有無と、胃粘膜の萎縮度を血液検査で調べてその結果の組合せからA~Dに評価を分類します。
*ピロリ菌の有無は、ピロリ菌抗体価を測定することで分かります。
*ペプシノゲンは消化液の元になるもので、血中濃度を測ることでペプシノゲンの産生の程度が分かり、血中ペプシノゲン量が少ない場合は胃粘膜が萎縮している事を示します。

胃ABC検査のメリット

血液検査で結果が分かるため、検査を受ける方への負担が少ないです。検査の結果ピロリ菌に感染していた場合も、胃の中の除菌をすることにより胃がんの発生リスクを抑制することができます。

胃ABC検査のデメリット

胃がんの発生リスクを調べる検査ですので、低リスクと診断されたからといって胃がんのリスクが完全に消えるというわけではありません。

胃ABC検査は誰でも受けることが出来る?

次に当てはまる方は、正しい検査結果が出ない場合があります。かかりつけの主治医へご確認ください。
・胃薬を服用中の方
・胃切除後の方
・過去に除菌治療を受けたことがある方 など

最後に

それぞれの検査に長所・短所があるため、症状や状況に応じて受ける検査の内容が変わります。
胃ABC検査は、胃がん発生リスクを調べるものなので、しっかりと胃がんの有無を知りたい場合は、胃レントゲン検査や内視鏡検査を受けることをお勧めします。(当院は胃レントゲン・内視鏡検査は行なっておりません)

何かわかりにくい点などございましたら、お問合せ頂けますと幸いです。